暴力団追放「三ない運動+1(ワン)」

 暴力団は、バブル経済の崩壊や暴力団対策法の成果等で資金源を断たれ、“シノギの矛先”を企業にむけてきております。
 暴力団は、今が一番苦しいときです。企業対象暴力を根絶させる絶好のチャンスです。
 企業対象暴力を根絶するために、社内の管理体制を今一度チェックし、次の「暴力追放三ない運動」を実施しましょう。


 暴力団を恐れない
 暴力団は「弱いものには強く、強いものには弱い」というところがあります。弱いとみたらどこまでも食らいついてきます。暴力団は、あなたの「暴力団の存在を許さないという勇気」を恐れています。毅然とした対応をしましょう。


 暴力団に金を出さない
 暴力団の脅しや甘い言葉にのって「みかじめ料」や「用心棒代」など、名目の如何を問わず暴力団に金を出してはいけません。例え、売り付けられた物品が定価なみであっても、購入しないようにしましょう。
 お金を出すことは、暴力団の存在を許し、資金稼ぎに協力することになるばかりでなく、暴力団はその資金でけん銃を手に入れたり、覚せい剤等を仕入れて少年達に販売して、あらたに資金を稼いだりしているのです。


 暴力団を利用しない
 債権取立、交通事故の示談、その他民事のトラブル等に暴力団を利用してはいけません。初めは効果があったように感じますが、その後も付合いを迫られ、最後は骨の髄までしゃぶり取られる結果となります。
 暴力団を利用することは暴力団対策法で禁止されております。利用するとその人に対しても「中止命令」「再発防止命令」が発出されます。


 暴力団と交際しない
 暴力団と関係すること自体が不当要求のきっかけになることがあります。暴力団と交際していると「暴力団と社会的に非難されるべき関係にある者」とされ、公共事業等から排除されることがあります。